ふゆに読みたい絵本/ひゃくおくまんのサンタクロース
「サンタクロースっているの?」と聞かれたときに読みたい一冊
トーヴェ・ヤンソンの『ムーミン』シリーズの版元で、
サンタクロースの本場の地であるフィンランドのシュルツ社と同時販売された絵本。
むかしむかし、サンタクロースは、子どもたちにプレゼントを配るために
ひとりでがんばっていました。時が経ち、子どもの数も増え、
ひとりでは配りきれなくなったサンタクロースは神さまにお願いをして…。
「あっ! 」と驚くラストがあるストーリーです。
我が家でも「ねぇ、ママ… サンタさんって本当にいるの?」と。
信じているし、信じたいんだけれどクラスのお友達の中からはちらほらと
そうじゃないよって意見もあるようで、なんとなく探りをいれている感じ(笑)。
うちの子にはまだこのラストを知るのは早いかな…とも思うのですが
心あたたまるとても素敵なお話なので、大人の方にも是非読んで欲しい絵本です。
著者のもたいひろこさんは日本人の作家で、20年前からあたためていた作品をシュルツ社
に送り絵本化が決定しました。フィンランドのイラストレーター、マリカ・マイヤラさん
がかわいらしいイラストで「新しいサンタクロース」を描き、珠玉の一冊となりました。
ふゆに読みたい…そして贈りたい絵本、
お子さまに読んであげる前に是非大人の方が読んでみてください。